太古A(
00019)は8日大引け後、全額出資子会社のスワイヤ・パシフィック・オフショア・オペレーションズ(太古海洋開発)が同日、子会社のスワイヤ・ブルー・オーシャンA/S(SBO、Cadeler A/Sに社名変更の予定)をノルウェー・オスロ証券取引所に上場させる方針を決めたと発表した。2020年10−12月期に分離上場の完了を目指す。株式公開の規模などの詳細は確定していない。
SBOの主力事業は洋上風力発電所のタービンと基礎の設営。欧州の北部海域で洋上発電事業者に運営・保守サービスを提供する。分離上場によって資金を調達し、事業能力を高めて米国や北アジアで立ち上がりつつある洋上風力発電市場で事業機会をつかむ戦略。SBO上場後もスワイヤ・パシフィック・オフショア・オペレーションズが大株主にとどまる見通し。
太古Aの9日終値は前日比0.52%安の38.00HKドル。