2020-10-09 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】方向感乏しい相場か、米株高と中国5カ年計画への期待が相場の支え
9日の香港市場は方向感に乏しい相場か。前日はハンセン指数が5営業日ぶりに反落したものの、中国の第14次5カ年計画(2021−25年)への思惑買いが引き続き相場を下支えるだろう。前日の米株式相場が追加経済対策への期待で上昇したことも、支援材料。中国本土市場は国慶節・中秋節連休が明け、きょう再開する。ただ、特段の新規材を欠くなか、上値を買い上がる動きは限られそうだ。ハイテク関連株で構成するハンセン科技指数は前日に5日続伸しただけに、利益確定売りが優勢になれば相場の重荷となる可能性がある。
8日のNY市場ではダウ平均など主要3株式指数がそろって続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)や、保険株のAIAグループ(
01299)、中国平安保険(
02318)が香港終値を上回った。一方、中国4大商業銀行の中国工商銀行(
01398)、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)が下回って引けた。