8日の香港市場は前日の米株高を好感し堅調か。7日のNY株式相場は大幅反発。トランプ米大統が空運業界や中小事業者向け支援策を成立させるべきだとツイートしたことで、追加経済対策期待が戻った。イーライリリーがコロナ抗体治療薬のFDAの承認を待っていると発表したこともセンチメントの改善につながった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はまちまち。テンセント(
00700)や中国平安保険(
02318)が香港終値を上回って引けた半面、ホンコン・チャイナガス(
00003)や香港証券取引所(
00388)が下回って引けた。
ただ、ハンセン指数は前日まで4営業日続伸し、心理的節目の24000ポイントを回復。今月26−29日に予定されている中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)を前に政策期待が高まっているほか、IHSマークイットが発表した9月の香港の購買担当者景気指数(PMI)の改善を好感し、終値で9月18日以来、約2週半ぶり高値を付けており、利益確定の売りが相場の重しとなりそうだ。