2020-10-05 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続伸、一時は24000ポイント乗せ HSBCが高い
連休明け5日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比1.46%高の23801.97ポイントだった。中国企業指数は0.71%高の9463.93ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で544億9000万HKドル。
ハンセン指数は終始プラス圏で推移した。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領は早ければ5日にも退院すると伝わり、4日に車で一時外出して支持者に姿をみせた。トランプ氏の健康悪化や米政権運営の混乱に対する懸念が後退し、買い安心感につながった。もっとも、寄り付きは24000ポイントに乗せたものの、ほどなくして同水準を割り込み、23800ポイント付近でもみ合った。
個別では、欧州金融大手のHSBC(
00005)が5%高と急伸。アジア生保のAIAグループ(
01299)が4%超、IT大手のテンセント(
00700)が3%弱の上昇となり、指数を押し上げた。中国生保大手の中国人寿保険(
02628)、香港不動産関連の恒隆地産(
00101)、九龍倉置業地産(
01997)も買われた。半面、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)が安い。半導体受託製造大手のSMIC(
00981)が急落した。同社サプライヤーに対して米商務省産業安全保障局(BIS)が輸出規制を通知したと発表したことが嫌気された。