2020-10-01 |
香港/統計/小売業 |
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香港の小売売上高、8月は13%減
香港政府統計処は9月30日、2020年8月の小売売上高(速報値)が前年同月比13.1%減の256億HKドルだったと発表した。下落幅は市場予想(17.5%)より小さかった。
8月の主な品目の小売売上高は、食品・酒類・たばこが15.7%減、デパートが9.2%減、宝飾品・時計類が37.8%減、衣類が29.6%減、医薬品・化粧品が39.8%減、燃料が4.2%減などとなった。
政府報道官は、新型コロナの感染が再拡大し、小売り統計は依然として低迷していると指摘。前年同期比での下落幅は7月から縮小したが、前年同期のデータが低水準だったことが原因との見方を示した。一方、経済状況は依然として下押し圧力が強く、小売り業は厳しい経営環境が続くと予想。ただ、感染状況は好転しており、消費マインドの改善が期待されるとした。