シティグループは最新リポートで、香港証券取引所(
00388)の李小加・取締役最高経営責任者(CEO)が任期終了日を2020年12月31日に前倒しすると発表したことに触れ、グループ内で豊富な経験を積んできた共同総裁兼最高執行責任者(COO)の戴志堅氏がCEO代行に就任することが決まっており、引き継ぎは順調に進むとの見方を示した。香港証券取引所の投資判断を「買い」、目標株価を425HKドルに据え置いた。『AAストックス』が30日伝えた。
シティは、香港証券取引所が新任のCEO代行に対し、2019−21年の事業戦略で定めた目標の達成を求めていることから、事業の方向性に大きな変化はないとの見方を示した。香港証券取引所は後任CEOの人選についても「重大な進展を得ている」としている。
香港証券取引所が進めている上場制度の改革や、米上場の中国概念株(チャイナ・コンセプト・ストック)の香港セカンダリー上場の加速を評価し、香港証券取引所に対するポジティブな見方を維持した。
香港証券取引所の株価は日本時間午後3時5分現在、前日比0.39%高の360.40HKドルで推移している。