18日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。終値は前日比0.47%高の24455.41ポイントだった。中国企業指数は0.73%高の9803.10ポイント。メインボードの売買代金は概算で1440億8000万HKドルだった。
ハンセン指数は中盤まではおおむね小高く推移。前日の米株安を受け、寄り付き直後に下げに転じたものの、ほどなく切り返した。前日終値は10日以来1週間ぶりの安値だっただけに、押し目買いが優勢。世界的な金融緩和の長期化により株式市場への資金流入が続くとの見方が根強かった。ただ、後場に入って中国本土相場が高くなるとハンセン指数も上げ幅を広げたものの、10日移動平均(24539.47ポイント)に迫る水準では上値が重かった。セクター別では素材と医療・ヘルスケア、金融が上げた半面、公共事業が軟調だった。
ハンセン指数構成銘柄では、保険株のAIAグループ(
01299)と中国人寿保険(
02628)、中国平安保険(
02318)が買われ、相場の上昇を主導。バイオ医薬の薬明生物技術(
02269)、スマートフォンメーカーの小米集団(
01810)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)は大幅高となった。一方、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)が大きく売られた。香港不動産株の九龍倉置業地産(
01997)、恒隆地産(
00101)、長江実業集団(
01113)がそろって下げた。
ハイテク関連の30銘柄で構成するハンセン科技指数は0.96%高の7371.82ポイントと反発。BYDエレクトロニック(
00285)やSMIC(
00981)が高い。スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)はともに売られた。