18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに大幅反発。終値は前日比2.07%高の3338.09ポイントだった。深セン成分指数は1.77%高の13245.09ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8356億8800万元だった。
上海総合指数はおおむねプラス圏で推移した。前日まで続落した後で押し目買いが入りやすい環境。株価指数を運営するFTSEラッセルの指数構成銘柄の見直しがきょう大引け後に発効されるのを前に、香港市場から相互取引制度を通じた資金流入が増えたことも相場を支えた。指数は序盤以降、小高い水準でもみ合いを続けたが、後場に入ると上げ幅を拡大。節目の3300ポイントを回復し、結局、終値ベースで9月4日以来、2週間ぶりの高値を付けた。セクター別では、金融が大きく上昇するなど、ほぼ全てのセクターで買いが優勢となった。
A株市場では、保険株の中国人寿保険(
601628)と新華人寿保険(
601336)がストップ高となったほか、同業の中国太平洋保険(
601601)や中国平安保険(
601318)も大幅高。証券株の招商証券(
600999)や中信証券(
600030)、石炭株の陝西煤業(
601225)、不動産株の万科企業(
000002)や保利発展控股集団(
600048)などが大きく買われた。半面、自動車株の上海汽車集団(
600104)、BYD(
002594)、重慶長安汽車(
000625)などが軟調だった。
上海B株指数は0.69%高の251.80ポイントと3日続伸、深センB株指数は0.23%高の956.64ポイントと続伸した。