16日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.24%安の24672.32ポイントだった。中国企業指数は0.04%安の9824.77ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で549億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、高く始まった。売買一巡後にマイナス圏へ沈み、じりじりと下げ幅を拡大。100日移動平均(前引け時点で24681.41ポイント)を割り込んで前場の取引を終えた。低金利環境で業績が下押しされる金融株が売られ、指数を押し下げた。中国本土相場の下落も投資家心理を悪化させたもよう。
個別では、保険株のAIAグループ(
01299)と中国人寿保険(
02628)、銀行株の中国工商銀行(
01398)とHSBC(
00005)が下げ、相場の重荷だった。乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)は反落した。一方、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)が買われて一定の下支えとなった。華潤置地(
01109)やLink REIT(
00823)など不動産株の上昇も目立つ。