ニューヨーク証券取引所に上場するオンライン自動車販売会社、汽車之家(ATHM、オートホーム)が香港セカンダリー上場を検討しているもようだ。消息筋によると、約10億米ドル(約78億HKドル)の調達を見込む。早ければ来年初頭の新規株式公開(IPO)を目指し、顧問会社と準備を進めているという。汽車之家の広報担当者はコメントを控えている。香港経済紙『信報』が16日、外電を引用する形で伝えた。
汽車之家の筆頭株主は中国平安保険(
02318/
601318)で、発行済み株式の54.2%を保有する。中国平安保険は2016年、豪通信会社テルストラから汽車之家株47.7%を16億米ドルで取得。1年後に6.5%を追加取得した。
汽車之家は中国で、自動車販売ディーラーと自動車製造企業が製品の宣伝販促を展開するウエブサイトを運営する。中古自動車のオンライン市場も手掛ける。