2020-09-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に3日続伸、8月経済指標を好感も上値重い
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に3営業日続伸。前場終値は前比0.28%高の3288.07ポイントだった。深セン成分指数も0.65%高の13106.76ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4323億3500万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いたものの、日本時間の午前11時に発表された8月の主要経済指標を受けてプラス圏へ浮上。その後はおおむね小高い水準でもみ合った。8月の小売売上高が前年同月比0.5%増(市場予想は横ばい)となり、今年に入ってから初めてプラス成長に転じたほか、鉱工業生産と固定資産投資も予想を上回る結果となった。もっとも、米中対立の激化といった懸念材料が依然として重荷となり、上値は限られた。
セクター別では、航空・空港運営、軍需関連、観光・ホテルが高い。貴金属、自動車も堅調。半面、有料道路、環境関連、通信キャリアが売られた。
上海B株指数は0.14%安の247.83ポイント、深センB株指数は0.22%高の946.97ポイントだった。