15日の香港市場は軟調か。米国では15−16日にかけて米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される予定で、結果を見極めようと様子見ムードが強まりそうだ。米中の対立激化が懸念されるなか、積極的な買い材料に乏しく、上値の重い展開が続きそうだ。
なお、中国ではきょう日本時間午前11時に8月の主要経済指標の発表が予定されており、結果によっては波乱要因となる可能性もある。コンセンサス予想は、鉱工業生産が5.1%増、小売売上高が横ばい、固定資産投資が0.4%減。
14日のNY株式相場は全面高。買収関連ニュースやコロナワクチン開発期待が高まったことで投資家心理が改善した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はまちまち。HSBC(
00005)や中国建設銀行(
00939)、アリババ集団(
09988)が香港終値を下回って引けた半面、AIAグループ(
01299)が上回って引けた。