週明け14日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比0.67%高の24666.66ポイントだった。中国企業指数は0.49%高の9800.16ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で592億6000万HKドルだった。
ハンセン指数はNY市場でダウ平均が上昇した流れを引き継ぎ高く寄り付いた後、終始プラス圏でもみ合った。11日に発表された中国の8月社会融資総量や人民元建て貸付残高増加額が市場予想を上回ったことが好感されたもよう。世界的な金融緩和の長期化により、株式市場への資金流入が続くとの見方が根強く、前週末に続き買い戻しが優勢で推移した。
個別では、8月の出荷実績を発表したスマホ部品の舜宇光学科技(
02382)や同業の瑞声科技(
02018)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)の上昇が目立つ。ITが大手のテンセント(
00700)が3%超の上昇となり、指数を押し上げた。半面、香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、マカオカジノの銀河娯楽(
00027)が軟調。中国工商銀行(
01398)、中国建設銀行(
00939)など本土金融株の一角もさえない。