アリババ集団(
09988)傘下の金融サービス会社、アント・グループは9月末をめどに香港証券取引所から上場計画の承認を得て、10月中旬に香港と上海での同時上場を目指すもようだ。市場関係者のアント・グループに対するバリュエーションは強気で、予想時価総額は2600億米ドル(約2兆280億HKドル)と中国4大商業銀行の中国工商銀行(
01398)を超える可能性がある。『経済通』が3日、外電を引用する形で伝えた。
これまでの報道によると、アント・グループは香港証取と上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板」への上場により300億米ドル(約2340億HKドル)の調達を見込む。それぞれの市場で発行する株式数は決まっていないものの、科創板での発行規模が香港を上回る見通し。