2020-09-03 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続落スタート、中国の金融緩和期待が後退
3日の香港市場で、ハンセン指数は続落して始まった。中国の国務院(内閣に相当)が前日、「穏健な金融政策を堅持し、ばらまき方式はとらない」と改めて表明したことで、一段の緩和拡大期待が後退。幅広いセクターで売りが先行した。ただ、指数が心理的節目の25000ポイントを割り込む水準では買い戻しが入り、下値は堅い。
指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.31%安の25043.20ポイントで推移。九龍倉置業地産(
01997)や恒隆地産(
00101)、華潤置地(
01109)など不動産株の下げが目立つ。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)も安い。半面、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)が買われている。