2020-09-02 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、金融株に売り 2500ポイントは維持
2日前場の香港株式市場でハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.55%安の25045.53ポイントだった。中国企業指数は0.31%安の9982.52ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で919億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は小高く寄り付いた直後、下げに転じた。心理的節目の25000ポイント付近でもみ合い、同水準を小幅ながら守って前場の取引を終えた。米国の株高と景況感の改善が好感される半面、米中対立の先鋭化懸念が強い。低金利環境が続くとの見方から、金融株が売られて相場の重荷となった。
個別では、本土系金融株の中国工商銀行(
01398)、中国建設銀行(
00939)、中国人寿保険(
02628)や、国際金融銘柄のAIAグループ(
01299)とHSBC(
00005)が軒並み安。石油株のペトロチャイナ(
00857)、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)も安い。半面、ハイテク株のテンセント(
00700)や舜宇光学科技(
02382)が上昇して一定の下支えとなった。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、製薬の中国生物製薬(
01177)も買われている。