1日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.44%高の3410.60ポイントだった。深セン成分指数は0.66%高の13849.66ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8513億9000万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、終盤まで前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠く展開。大引け間際に上げ幅を急速に広げて引けた。終値は心理的節目の3400ポイントを回復し、8月18日以来2週ぶりの高値だった。上場企業の4−6月期の業績が1−3月期と比べて改善したとの見方から、今年下半期の利益成長に期待する買いが入った。寄り付き後に発表された8月の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回る高水準だったことも、投資家心理を支えた。セクター別では軍需関連と自動車、機械が上げた。一方、保険や食品・飲料、不動産が下げた。
A株市場では重慶長安汽車(
000625)や鄭州宇通客車(
600066)、広州汽車集団(
601238)など自動車株が高い。BYD(
002594)はストップ高を付けた。観光株の中国旅遊集団中免(
601888)と中青旅控股(
600138)、電子部品メーカーの立訊精密工業(
002475)も大きく買われた。一方、米アップルのサプライヤーから除外されたと伝わった欧菲光集団(
002456)が急落。風力発電設備メーカーの新疆金風科技(
002202)、製薬の上海復星医薬(
600196)も売られた。
上海B株指数は0.32%高の253.97ポイントと続伸。深センB株指数は0.22%安の957.89ポイントと4営業日ぶりに反落した。