26日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比1.30%安の3329.74ポイントだった。深セン成分指数は1.76%安の13428.40ポイントと4営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9785億4300万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、序盤は前日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、上値の重さが意識されると下向きに転じ、じりじりと下げ幅を拡大した。相場全体を動かす目新しい材料に乏しい中、次第に利益確定売りが優勢。半導体などハイテク株の急落も投資家心理を悪化させた。指数は結局、8月13日以来、約2週間ぶり安値で終えた。
セクター別では、防犯設備、ソフトウエアサービス、電子・ITが安い。セメント・建材、航空機製造も売られた。半面、環境関連の一角が高い。
A株市場では、2020年6月中間決算が2割減益となった新華人寿保険(
601336)が5%超安。用友網絡科技(
600588)、京東方科技集団(
000725)欧菲光集団(
002456)、科大訊飛(
002230)などテクノロジー関連の下げが目立った。旅行代理店の中青旅控股(
600138)、免税店運営の中国旅遊集団中免(
601888)、証券株の中信証券(
600030)、海通証券(
600837)が下落した。半面、中間決算を発表した東江環保(
002672)と順豊控股(
002352)がストップ高。自動車・電池メーカーのBYD(
002594)、煙道ガス浄化大手の福建龍浄環保(
600388)、空港運営の上海国際機場(
600009)なども逆行高を演じた。
上海B株指数は2.86%安の248.03ポイントと4営業日ぶりに反落。深センB株指数は0.59%安の944.84ポイントと続落した。