14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.19%高の3360.10ポイントだった。深セン成分指数は1.49%高の13489.01ポイントと4日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8497億5700万元にとどまった。
上海総合指数は午前に発表された鉱工業生産や小売売上高が市場予想より悪い内容となったことを受け、マイナス圏に沈んだが、後場に入って再びプラス圏に浮上し、大引けにかけて上げ幅を拡大した。中国人民銀行(中央銀行)が今週の公開市場操作(オペ)で、リバースレポ(売り戻し条件付き債券購入)を通じて差し引き4900億元を銀行間市場に供給したほか、今月中に2回に分けて償還を迎える中期貸出制度(MLF)の資金を来週継続すると発表。投資家心理が上向き、次第に買いが優勢となった。セクター別では、保険と銀行が全面高となったほか、航空、証券、酒造なども高い。半面、前日高かった農業・漁業、化学肥料が利益確定の売りに押された。
A株市場では、中国人寿保険(
601628)や新華人寿保険(
601336)が大幅高。7月の商品不動産販売額の増加を好感し、緑地控股集団(
600606)や保利発展控股集団(
600048)も買われた。半面、上海復星医薬(
600196)や中青旅控股(
600138)が売られた。
上海B株指数は0.81%高の239.10ポイント、深センB株指数は0.37%高の928.56ポイントとともに続伸した。