2020-08-14 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、予想下回る中国7月経済指標を嫌気
14日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.19%安の25183.93ポイントだった。中国企業指数は0.25%高の10270.30ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で547億4000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、前日終値を挟んだ狭いレンジでもみ合い。前日のハンセン指数は0.05%下げたものの、12日までの続伸で3.55%上げており、週末を控えて利益を確定しておきたい投資家が売りを出した。午前に発表された中国の7月の鉱工業生産と小売売上高がともに市場予想より弱い内容となり、中国景気の減速懸念が広がったもよう。きょうの大引け後に発表されるハンセン指数構成銘柄の見直し結果を見極めたいとして、積極的な売買を見送るムードもあった。もっとも、中期的な先高観が根強いなか、下値を売り込む動きは限定的。一時は小幅ながらプラス圏に浮上する場面もあった。
個別では、時価総額が大きいHSBC(
00005)が続落して相場の重荷となっている。香港地場銘柄の太古A(
00019)、新鴻基地産(
00016)も安い。半面、不動産株の九龍倉置業地産(
01997)と碧桂園(
02007)が買われた。通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)は続伸。