13日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに小反落。終値は前日比0.05%安の25230.67ポイントだった。中国企業指数は0.28%高の10244.60ポイント。メインボードの売買代金は概算で1164億5000万HKドルだった。
ハンセン指数は米株高の流れを引き継いで高く寄り付いたが、上昇の勢いは続かなかった。前日に3週間ぶりの高値を付けた後で、利益確定売りが出やすい環境。あす中国で7月の小売売上高や鉱工業生産など主要経済指標が発表されるのを前にした様子見ムードも相場を重くした。業績発表を材料とした個別物色が活発となるなか、指数は前場中盤にかけてマイナス圏に転落。その後はおおむね前日終値をやや下回る水準でもみ合いを続けた。
ハンセン指数構成銘柄では、前日に中間決算を発表したIT大手のテンセント(
00700)の下げが目立ったほか、香港不動産会社の恒隆地産(
00101)やマカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)が安い。前日に大きく上昇した欧州金融大手のHSBC(
00005)が反落した。半面、中間決算を発表した中国通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(
00762)が25%超の上昇。同業のチャイナ・モバイル(
00941)も大幅高。決算発表を材料に電動工具大手の創科実業(
00669)が大きく買われた。
中国企業指数構成銘柄では、通信キャリア大手のチャイナ・テレコム(
00728)が大幅高。ガス事業者の華潤ガス(
01193)、中国ガス(
00384)、新奥能源(
02688)がそろって大きく上昇した。半面、保険大手の中国太平洋保険(
02601)、5G関連銘柄の中国鉄塔(
00788)などが軟調だった。