13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに小幅に反発。終値は前日比0.04%高の3320.73ポイントだった。深セン成分指数は0.13%安の13291.32ポイントと3日続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8814億9200万元にとどまった。
上海総合指数は、プラス圏での推移が目立ったものの、総じて方向感を欠く展開だった。前日の米株高が好感されたほか、中期的な先高観は根強いものの、鉱工業生産や固定資産投資など7月の主要経済指標の発表をあすに控え、手控えムードが広がった。また、米中関係への警戒感も相場の重しとなった。セクター別では、農業・漁業、化学肥料、航空などが買われた半面、医療、医薬、空港などが売られた。
A株市場では、農業用トラクター大手のファースト・トラクター(
601038)や大手飼料メーカーの北京大北農科技集団(
002385)などが高い。災害などを受けて食糧の安全保障問題に市場の注目が集まり、ホットマネーが流入したもよう。合併観測が浮上した第一創業証券(
002797)は開示すべき情報はないとコメントしたが、ストップ高をつけた。半面、広州汽車集団(
601238)や中国太平洋保険(
601601)、歌爾(
002241)が売られた。
上海B株指数は0.69%高の237.19ポイントと6営業日ぶりに反発、深センB株指数は0.41%高の925.11ポイントと8営業日ぶりに反発した。