2020-08-12 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:続落、3300ポイント割り込む 金融緩和期待が後退
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比1.99%安の3273.75ポイントだった。深セン成分指数は2.94%安の13070.44ポイントと続落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6993億6200万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、じりじりと下げ幅を広げ、心理的節目の3300ポイントを割り込んだ。11日に発表された7月の中国金融統計で人民元建て貸付残高増加額やマネーサプライM2の伸び率などが市場予想を下回ったことを嫌気。中国で経済活動の正常化が進む中、当局が金融緩和を弱めるとの見方を出ている。
セクター別では、金相場の急落を受けて貴金属が全面安。軍需関連、医療・医薬、非鉄金属、酒造も大きく売られた。半面、航空・空港運営が逆行高を演じた。
上海B株指数は1.21%安の233.06ポイント、深センB株指数は0.96%安の915.92ポイントだった。