12日の香港市場でハンセン指数は小幅に反落して始まった。前日の米株安を受けた売りが先行している。中国人民銀行(中央銀行)が11日大引け後に発表した7月の中国金融統計は市場予想に届かず、緩和ペースの減速が警戒されたもよう。
指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.12%安の24860.25ポイントで推移。大型株のチャイナ・モバイル(
00941)とテンセント(
00700)が売られて相場の重荷となった。前日大引け後に2020年6月中間決算を発表した万洲国際(
00288)、電動工具メーカーの創科実業(
00669)は大幅安。半面、カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)が高い。時価総額が大きいHSBC(
00005)が上昇し、一定の下支えとなっている。