2020-08-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、内需拡大策に期待 一時3400ポイント超え
11日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.33%高の3390.37ポイントだった。深セン成分指数は0.26%高の13692.64ポイントと4営業日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6562億2000万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、序盤に上げ幅を拡大した。下半期の経済政策について中国人民銀行(中央銀行)や国家発展改革委員会などのトップの発言が相次いで伝わり、金融緩和と財政出動が進むとの観測が浮上。内需拡大策に期待する買いが相場を押し上げた。ただ、心理的節目の3400ポイントを超えると利益確定売りが出て、上げ幅を縮小した。
セクター別では銀行が全面高のほか、軍需関連や食品・飲料、酒造が上げている。一方、貴金属、製紙、ソフトウエアが下げている。
上海B株指数は0.75%安の238.89ポイントと4営業日続落。深センB株指数は0.32%高の931.12ポイントと6営業日ぶりに反発している。