週明け10日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前営業日比0.75%高の3379.25ポイントだった。深セン成分指数は0.06%高の13657.31ポイントと小幅ながら3営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1576億1200万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、前場は前週末終値を挟んで一進一退の展開。前週末は高値警戒感から6営業日ぶりに反落したものの、中期的な先高観が相場を押し上げた。市場では「ハイテク株を中心に押し目買いの好機」(国盛証券)との声が出た。後場に入って上げ幅を広げ、一時は心理的節目の3400ポイントに迫った。ただ米中関係の悪化に対する警戒感は根強く、大引けにかけて上昇率がやや縮小した。
セクター別では、保険と、港湾・海運、通信キャリアが全面高。建設と運輸設備も買われた。半面、貴金属・宝飾品、航空・宇宙、非鉄金属が売られた。
A株市場では家電大手の海信家電集団(
000921)と太陽電池メーカーの協キン集成科技(
002506)がストップ高を付けた。生保大手の新華人寿保険(
601336)、旅行会社の中青旅控股(
600138)も高い。半面、製薬の上海復星医薬(
600196)や電気自動車のBYD(
002594)、電子部品の立訊精密工業(
002475)が続落した。
上海B株指数は0.02%安の240.70ポイントと3営業日続落、深センB株指数は0.18%安の928.18ポイントと5営業日続落した。