2020-08-07 |
香港/投資判断/金融 |
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HSBCの目標株価を引き下げ、リスク・リターンは魅力的=ゴールドマン
ゴールドマン・サックスは最新リポートで、HSBC(
00005)の目標株価をこれまでの55HKドルから50HKドルに引き下げた。2020年4−6月期業績の予想下振れや、経営陣が先行きに慎重な見方を示していること、香港の金利環境などを踏まえ、2020−22年予想EPSをそれぞれ23%、8%、8%下方修正。ただ、足元でPBRが歴史的低水準にあることや、21年予想配当利回りが9%に達していることを踏まえ、投資判断を「買い」に据え置いた。『AAストックス』が7日伝えた。
20年4−6月期業績が予想を下回った主因について、高い信用コストが影響したと分析。一方、引当金計上前の利益は予想を上回ったと評価。また、資本状況も予想より明らかに良かったとし、21年からの配当の再開にとってこれが重要なポイントになると指摘した。21年の通期配当額は0.4米ドルになると見込んでいる。
HSBCの株価は日本時間午後4時35分現在、前日比2.09%安の32.80HKドルで推移している。