2020-08-07 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:6日ぶり反落、米中対立への警戒で一時2%超下落
7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日ぶりに反落。終値は前日比0.96%安の3354.04ポイントだった。深セン成分指数は1.55%安の13648.50ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2622億200万元だった。
上海総合指数は終始マイナス圏で推移した。前日まで3週間ぶりの高値圏で推移していただけに利益確定売りが出やすい環境。米中関係を巡り、トランプ米大統領が中国のアプリ運営会社との取引を禁じる大統領令に署名したことが伝わるなかで、売りの勢いが強まった。指数は中盤に2%を超える水準まで下落。ただ、節目の3300ポイント付近で落ち着くと、その後は下げ幅を縮めた。セクター別では、証券、保険、通信、ソフトウエアが大幅安。半面、軍事・宇宙開発が買われた。
A株市場では、華泰証券(
601688)や招商証券(
600999)など証券株が安い。医薬品メーカーの上海復星医薬(
600196)が7%台の下落。自動車・電池メーカーのBYD(
002594)、リチウム電池メーカーの国軒高科(
002074)、音響部品メーカーの歌爾(
002241)などの下げも目立った。半面、家電株の海爾智家(
600690)や海信家電集団(
000921)が高い。監視カメラメーカーの浙江大華技術(
002236)がストップ高。航空株の中国東方航空(
600115)や春秋航空(
601021)が買われた。
上海B株指数は0.38%安の240.75ポイントと続落、深センB株指数は0.80%安の929.89ポイントと小幅に4日続落した。