モルガン・スタンレーは最新リポートで、スタンダード・チャータード(
02888)の2020年下半期の業績が上半期を下回るとの予測を示し、目標株価を46.0HKドルから42.0HKドルに引き下げた。投資判断は「イコールウエート」に維持した。低金利の不利な環境と最近の信用損失増加の下で向こう2年は有形株主資本利益率(ROTE)が弱含みで推移するとみている。『AAストックス』が6日伝えた。
モルガン・スタンレーは、スタンダード・チャータードの20年4−6月期業績は市場予想を上回ったと指摘。比較的好調だった非利息収入が純利息マージンの縮小を相殺して収益を押し上げ、さらにコストと信用損失が予想していたほど膨らまなかったことが原因だとした。
スタンダード・チャータードの株価は日本時間午後0時40分現在、前日比0.49%安の40.30HKドルで推移している。