2020-08-06 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日ぶり反落、利益確定売りや米中関係の悪化懸念で
6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.38%安の3364.79ポイントだった。深セン成分指数は1.00%安の13821.44ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8188億3900万元だった。
上海総合指数は小高く始まったが、ほどなくマイナス圏に沈むと、徐々に下げ幅を拡大した。指数は前日まで4営業日続伸した後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、ポンペオ米国務長官が5日の記者会見で、中国のアプリや通信会社が米国の個人情報や米企業の機密情報にアクセスするのを防ぐため、5つの「クリーン」措置を導入すると発表したことを受け、米中関係の悪化も警戒された。セクター別では、農林・水産業、医療、酒造などが売られた半面、貴金属、航空・宇宙、造船などが買われた。
上海B株指数は0.40%安の241.16ポイントと反落、深センB株指数は0.38%安の934.04ポイントと3営業日続落した。