野村インターナショナルは最新リポートで、中国のネット通販大手、JDドット・コム(
09618)のカバレッジを開始し、投資判断を「買い」、目標株価を287HKドルに設定した。『AAストックス』が28日伝えた。
野村はJDドット・コムの2020年4−6月期の売上高が前年同期比27%増と、市場予想を1%程度上回ると指摘。主因として、6月18日の販促セールで総取引額(GMV)が前年実績比で34%増加したことを挙げた。また、小売りと物流の子会社の利益が改善しており、4−6月期における全体の営業利益率が0.8ポイント上昇するとの見方を示した。
野村はJDドット・コムの2020−22年における予想増収率をそれぞれ23%、20%、17%と設定。営業利益率は改善を続け、22年に3.3%まで上昇するとした。
JDドット・コムの株価は日本時間午後4時6分現在、前日比2.70%高の243.20HKドルで推移している。