週明け27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続落。前場終値は前営業日比0.09%安の24683.66ポイントだった。中国企業指数は0.31%高の10111.95ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で696億8000万HKドル。
ハンセン指数は高寄り後、徐々に上げ幅を縮小し、前週末の終値をわずかに下回って前場の取引を終えた。指数は前週末に2%超下落し、約3週ぶり安値を付けた後とあって、序盤は買い戻す動きが優勢だったが、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることや、総領事館の閉鎖など米中対立の激化が嫌気され、相場の重しとなった。
個別では、HSBC(
00005)が2.50%安となり、相場の下げを主導。米当局による華為技術(ファーウェイ)への捜査を巡り、孟晩舟最高財務責任者(CFO)を陥れたと共産党機関紙の『人民日報』が非難したことが嫌気された。ペトロチャイナ(
00857)や新世界発展(
00017)などの下落も目立った。半面、舜宇光学科技(
02382)や中国旺旺(
00151)が高い。金先物価格の上昇を受けて招金鉱業(
01818)や紫金鉱業集団(
02899)など産金株も買われた。