2020-07-24 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:大幅続落、節目の3300ポイント割れ 外資の資金流出目立つ
24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅続落。前場終値は前日比2.25%安の3250.37ポイントだった。深セン成分指数も3.45%安の13190.23ポイントと大幅続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7138億7500万元だった。
上海総合指数は終始マイナス圏で推移。米中対立への懸念が強まるなかで、売りが加速した。同問題を巡っては、ポンペオ米国務長官が中国の習近平国家主席を名指しで批判し、テキサス州ヒューストンの中国総領事館が「スパイの拠点となっていた」と発言したことなどが伝わった。香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が大きく売り越すなか、指数は節目の3300ポイントを割り込み、前引けにかけて下げ幅を広げた。セクター別では、証券や保険の下げが目立ったほか、酒造、通信、医薬が大幅安。半面、貴金属、宇宙開発・軍需関連が買われた。
上海B株指数は1.86%安の234.99ポイント、深センB株指数は1.00%安の913.31ポイントだった。