24日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。米国の失業保険の申請件数が16週ぶりに増加したことを受け、米景気回復の鈍化が懸念されているほか、米中対立の先鋭化に対する警戒感が引き続き重荷となっている。
指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.83%安の25052.45ポイントで推移。個別では、最高経営責任者(CEO)による一部保有株の売り出しを嫌気して医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)が安い。IT大手のテンセント(
00700)が売られ、指数を押し下げている。香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)も下落している。半面、パイプライン資産の売却で合意した石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)が逆行高。