2020-07-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5営業日ぶり反落、節目の3300ポイント割れ
23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。前場終値は前日比1.19%安の3293.54ポイントだった。深セン成分指数も1.31%安の13477.88ポイントと5営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8135億9800万元だった。
上海総合指数は序盤に一時プラス圏に浮上する場面もみられたが、再びマイナス圏に沈み、軟調に推移した。米国がヒューストンにある中国総領事館を閉鎖するよう求めたことを受け、中国も武漢市の米国総領事館の閉鎖を検討していると伝わり、米中関係の急速な悪化懸念が相場の重しとなった。また、指数は前日まで4営業日続伸した後とあって、利益確定の売りも広がったもよう。指数は心理的節目の3300ポイントを下回って前場の取引を終えた。セクター別では、保険が全面安となったほか、通信、IT、製紙、石油などを中心に幅広いセクターで売りが優勢だった。半面、米中対立を受けて軍需関連が買われた。
上海B株指数は1.98%安の236.22ポイントと5営業日ぶりに反落、深センB株指数は1.28%安の916.91ポイントと3営業日続落した。