2020-07-21 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に3日続伸、先高観強いが金融株の下落は重荷
21日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら3営業日続伸。前場終値は前日比0.07%高の3316.56ポイントだった。深セン成分指数も0.21%高の13477.04ポイントと3営業日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7322億2600万元だった。
中国政府が進める内需拡大と産業構造の高度化の政策を背景に中期的な相場の先高観が強いなか、上海総合指数は序盤に高く推移。ただ、次第に上値の重さが意識され、前日終値を挟んだもみ合いとなって前場の取引を終えた。前日は3.31%上昇して心理的節目の3300ポイントに乗せただけに、利益を確定する売りが出やすい。香港市場との相互取引制度を通じた上海株の取引(滬股通)は売り越しとなっている。
セクター別では、酒造・食品や医療・医薬品、貴金属が上げている。半面、通信キャリアが軒並み安のほか、金融、軍需関連が下げている。
上海B株指数は0.30%安の238.36ポイント、深センB株指数は0.02%安の929.42ポイントとともに3営業日ぶりに反落した。