中国国際金融(CICC)は最新リポートで、中国の大手金鉱会社、紫金鉱業集団(
02899)の投資判断を「アウトパフォーム」に据え置き、目標株価を3.59HKドルから67%引き上げて6HKドルに設定した。金や銅の価格が上昇したことや、生産量が増加したことを反映させた。『信報』が14日伝えた。
CICCは紫金鉱業集団が買収や生産能力の拡大で、今後数年において生産量の増加ペースが加速すると予測。銅の2022年生産量は19年の2倍、金については50%増加するとした。また、CICCは世界的に金利が低下するなか、20年下期の金価格は引き続き大きく上昇すると指摘。新型コロナウイルスの影響がチリやペルーの供給に及び、銅価格も上昇するとの見方を示した。
CICCは紫金鉱業集団の2020−21年予想利益をそれぞれ43%、36%引き上げた。
紫金鉱業集団の株価は日本時間午後4時32分現在、前日比3.80%安の4.81HKドルで推移している。