14日の香港市場でハンセン指数は反落スタート。新型コロナウイルスの感染再拡大を受けた景気悪化懸念が重荷。香港で一度収束していた新型コロナの市中感染がここ1週間に急増し、香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は13日夜、新型コロナ対策の強化を発表した。
指数は日本時間午前10時47分現在、前日比0.71%安の25589.86ポイントで推移している。個別では、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)、舜宇光学科技(
02382)や、新世界発展(
00017)、九龍倉置業地産(
01997)など香港地場系銘柄が売られている。半面、マカオカジノの銀河娯楽(
00027)、サンズ・チャイナ(
01928)が大幅逆行高。広東省当局がマカオへの旅行者を14日間隔離する措置を15日から取りやめると発表したことが好感された。