2020-07-10 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】反落か、米国の新型コロナ感染拡大を懸念
10日の香港市場は反落して始まるか。前日のNY市場でダウ平均が下落したことを受け、投資家がリスク回避の姿勢を強めると予想する。米国では新型コロナウイルスの感染が増え続けている。8日の1日当たりの感染者数は過去最多となり、経済活動の再開期待が一段と後退した。同日は原油先物相場も反落しており、関連銘柄の売りを誘う可能性がある。
一方、香港市場では「当面はハイテク株の上昇局面が続く」(香港経済日報)との声が出ている。NY市場でもハイテク株主体のナスダック総合は続伸し、過去最高値を更新した。ただ、テンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)ネットイース(
09999)JDドット・コム(
09618)の米国預託証券(ADR)はそろって香港終値を下回って引けた。ハンセン指数は9日に続伸し、約4カ月ぶりの高値圏にあるだけに利益確定売りが出やすい状況だ。