モルガン・スタンレーは最新リポートで、舜宇光学科技(
02382)の目標株価をこれまでの150HKドルから170HKドルに引き上げた。投資判断は「オーバーウエート」を維持。スマートフォンメーカーからの受注の増加に加え、高級車向けの車載レンズセットの比率が上昇し、業務の回復は加速するとの見方を示した。『AAストックス』が9日伝えた。
モルスタはこれまでの予想が過度に慎重だったとの見方を示した。足元の調査によると、スマホメーカーによる注文が増えており、華為技術(ファーウェイ)がミドルレンジ機種の部品発注を増やしているほか、サムスンからの受注量も増加しているとした。
また、舜宇光学科技のカメラモジュールに占めるファーウェイ向けの出荷量がこれまで全体の50%だったが、取引先の多様化によりコンパクトカメラモジュール(CCM)のファーウェイ向けの比率が25−30%に低下しており、リスクは低減していると指摘。20年6月中間期業績に関しては、売上高が前年同期比27%増の198億元、純利益が横ばいの14億元となり、CCM平均価格は2桁の上昇になると予想した。
舜宇光学科技の株価は日本時間午後4時22分現在、前日比2.78%高の148.00HKドルで推移している。