2020-07-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続伸、一時マイナス圏も米中株高などが支え
9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.47%高の26252.36ポイントだった。中国企業指数は0.59%高の10811.01ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1111億1000万HKドルだった。
ハンセン指数はおおむねプラス圏で推移した。前日の米株高やきょうの本土株高を好感した買いが優勢。引き続き、中国経済の回復期待を背景とした相場の先高観、相互取引制度を通じた本土市場からの「南向き」資金が流入していることなどが支えとなった。指数は前場中盤に一時、マイナス圏に沈む場面もみられたが、その後は再びプラス圏で上げ幅を広げた。
個別では、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)やシノペック(
00386)、中国IT大手のテンセント(
00700)、取引所運営の香港証券取引所(
00388)が高い。ネット通販最大手のアリババ集団(
09988)は8%台の上昇。傘下の金融会社、アント・フィナンシャルが上場を準備しているとの報道が伝わった。半面、マカオカジノの銀河娯楽(
00027)、香港関連銘柄の九龍倉置業地産(
01997)や新世界発展(
00017)などが売られた。