2020-07-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:8日続伸、幅広いセクターに買い 前場だけで売買代金1兆元超
9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は8営業日続伸。前場終値は前日比1.03%高の3438.61ポイントだった。深セン成分指数は2.23%高の13705.16ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆302億3000万元に上り、前場だけで1兆元の大台を超える大商いとなった。
上海総合指数はほぼプラス圏で推移した。ここ最近の急ピッチな上昇を受けて利益確定売りに押され、マイナス圏に沈む場面もみられたものの、中国経済の回復期待を背景に先高観は根強い。主要経済指標の改善や新型コロナウイルスの感染抑制などを受け、新規口座開設件数なども急増している。セクター別では、金先物価格の上昇を受けて産金株が高いほか、造船、小売り、医療などを中心に幅広いセクターで買いが優勢となっている。半面、銀行、鉄鋼、石炭が安い。
上海B株指数は0.92%高の243.18ポイント、深センB株指数は0.01%安の927.66ポイントだった。