アリババ集団(
09988)傘下のクラウドサービス「阿里雲IoT」とスマートスピーカーを手掛ける天猫精霊(Tmall Genie)は、共同でAIoTイノベーションセンターを設立する。阿里巴巴達磨院(Alibaba DAMO Academy)などのグループ内の技術を結集して人工知能(AI)とIoTを組み合わせたAIoT産業の活性化を目指す。アリババ集団の庫偉副総裁が同センターの責任者を務める。『新浪科技』が8日伝えた。
同センターは品質管理センターなどの3つのイノベーションラボを設立し、同時に都市と産業地帯の実験基地の計画を進める。うち、浙江省杭州市が最初の実証モデル都市、同省慈渓市と紹興市の家電産業地帯が最初の計画基地となる。
天猫精霊は以前、AIoTとコンテンツ・エコシステムの構築に今年100億元を投じると発表していた。 庫偉氏は、イノベーションセンターの設立により、中小規模の家電メーカーがより低コストでよりスマート化を実現できるよう支援し、業界全体の「加速器」となり、さらに将来の5GおよびAIoT時代に向けた製品開発と技術探索を行うと表明した。
アリババ集団の株価は日本時間午後0時42分現在、前日比1.46%高の235.80HKドルで推移している。