週明け6日前場の香港株式市場でハンセン指数は大幅に4営業日続伸。前場終値は前営業日比3.45%高の26248.19ポイントだった。中国企業指数は3.85%高の10637.96ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1259億6000万HKドルと大商い。
ハンセン指数はほぼ全面高で始まり、一本調子で上げ幅を拡大。心理的節目の26000ポイントを取引時間中として3月6日以来4カ月ぶりに上抜け、相場の強気と弱気の分かれ目とされる250日移動平均(前引け時点で26113.12ポイント)を超えた。前週末3日のNY市場は米独立記念日の振り替え休日で休場だったが、週明けの時間外取引でダウ平均先物が上昇。きょうの中国本土相場も急上昇したことで、世界景気の持ち直しを見込む買いが幅広いセクターで膨らんだ。
個別では、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と生保大手の中国人寿保険(
02628)が10%超高。通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、電動工具メーカーの創科実業(
00669)は大幅に続伸している。半面、医薬品株の中国生物製薬(
01177)が逆行安を演じている。