3日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。前場終値は前日比0.84%高の25336.08ポイントだった。中国企業指数は1.35%高の10193.13ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で871億3000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まった。6月の米雇用統計が市場予想を大きく上回ったことで世界景気の失速懸念が後退。きょうの中国本土相場の上昇も投資家心理を強気に傾け、買いが先行した。ただ、ハンセン指数は4カ月ぶりの高水準にあるだけに、利益確定売りが出やすい状況。3月11日の取引時間中に付けた高値の25493.2351ポイントに近い水準では上値が伸び悩んだ。
個別では、証券会社が目標株価を引き上げた吉利汽車(
00175)が大幅高。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)と瑞声科技(
02018)、エネルギー株の中国神華能源(
01088)とペトロチャイナ(
00857)も大きく買われた。半面、時価総額が大きいチャイナ・モバイル(
00941)が反落。香港証券取引所(
00388)は5営業日ぶりに反落している。