休場明け2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比1.48%高の24788.46ポイントだった。中国企業指数は1.77%高の9931.03ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で891億7000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始プラス圏で推移。今週に入って中国で発表された官民の6月製造業購買担当者景気指数(PMI)がともに予想を上回るなど、景気回復期待の買いが優勢となった。中国本土相場が堅調に推移していることも支えとなるなか、指数は序盤以降、おおむね24800ポイント付近でもみ合いを続けた。
個別では、華潤置地(
01109)や中国海外発展(
00688)など不動産株が大幅高。河北省の一部地域で不動産購入制限策撤廃されたとの報道が伝わったことなどが材料視されたもよう。本土生保最大手の中国人寿保険(
02628)が7%台の上昇。中国IT大手のテンセント(
00700)、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)なども大きく買われた。半面、電動工具メーカーの創科実業(
00669)や医薬品メーカーの石薬集団(
01093)がさえない。