2020-06-23 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:反発、トランプ米大統領発言が支え テンセント大幅高
23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.97%高の24749.46ポイントだった。中国企業指数は0.64%高の9942.60ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で666億2000万HKドルだった。
ハンセン指数は小高く寄り付いた直後に下げに転じたものの、トランプ米大統領が「米中貿易合意は全くの無傷」とツイッターに投稿したことを受けて切り返した。ナバロ米大統領補佐官(通商担当)が22日、中国との貿易合意は「終わった」と述べ、ハンセン指数は序盤にほぼ全面安となったが、トランプ氏発言が買い安心感につながった。中国本土A株相場の上昇も市場心理を支えたもよう。ただ、ハンセン指数が上値のめどとされる100日移動平均(前引け時点で24755.59ポイント)を超えると上値が重かった。25日の端午節を前に、上海・深セン市場を経由した香港株売買(サウスバウンド・トレーディング)はきょうから停止している。
個別では、大型株のテンセント(
00700)とAIAグループ(
01299)が大きく買われ、相場の上昇を主導した。取引所運営の香港証券取引所(
00388)は大幅に4営業日続伸。医薬品株の中国生物製薬(
01177)、食品株の万洲国際(
00288)と中国旺旺(
00151)も高い。半面、エネルギー株のシノペック(
00386)とペトロチャイナ(
00857)、中国神華能源(
01088)が下げた。香港コングロマリットの太古A(
00019)は大幅続落。