23日の香港市場でハンセン指数は小高く寄り付いた直後、下げに転じた。前日の米株高を受けてハイテク株買いが先行したものの、米中関係の悪化を警戒する売りが相場を押し下げたもよう。ナバロ米大統領補佐官(通商担当)は22日、米フォックスニュースの番組で中国との貿易合意は「終わった」と述べ、中国政府が新型コロナウイルスの感染を早期に警告しなかったことが原因の一端だと説明した。
指数は日本時間午前10時46分現在、前日比1.17%安の24224.18ポイントで推移。個別では、エネルギー株の中国神華能源(
01088)とCNOOC(
00883)、不動産株の碧桂園(
02007)、長江実業集団(
01113)が売られている。香港コングロマリットの太古A(
00019)も安い。半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)が逆行高。