2020-06-19 |
香港/企業動向/医薬・バイオ |
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三生製薬の子会社が開発した乳がん治療薬、中国当局が承認
中国のバイオ医薬品メーカー、三生製薬(
01530)は19日前引け後、子会社の三生国健薬業(上海)股フン有限公司が自社開発した抗HER2モノクローナル抗体注射剤Inetetamab(商品名はCipterbin、賽普汀)を中国国家薬品監督管理局が承認したと発表した。適応症はHER2(がん細胞の表面に発現する遺伝子受容体)陽性の転移性乳がんで、化学療法と組み合わせる。中国企業が抗HER2モノクローナル抗体を開発したのは初めて。「国産のInetetamabが承認されたことで、抗HER2モノクローナル抗体市場が輸入品に独占されている現状を打破する」と同社は強調した。
三生製薬の株価は日本時間午後4時47分現在、前日比1.80%高の10.16HKドルで推移している。