19日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続落。前場終値は前日比0.07%安の24448.16ポイントだった。中国企業指数は0.02%安の9914.81ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で598億5000万HKドルだった。
ハンセン指数はおおむね小安く推移して午前の取引を終えた。中国と米国で新型コロナウイルスの感染が再拡大したことや、両国の関係悪化を警戒する売りが相場の重荷となっている。序盤に高くなる場面もあったが、ハンセン指数が10日移動平均(前引け時点で24523.16ポイント)を超える水準では売りが出て、下げに転じた。もっとも、中国が一段と金融を緩和するとの期待は根強く、下値は堅い。中国本土相場の上昇も投資家心理を支えたもよう。
個別では、国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)が売られ、指数を押し下げた。石油株のペトロチャイナ(
00857)とシノペック(
00386)、CNOOC(
00883)は軒並み安。内需関連の中国蒙牛乳業(
02319)、恒安国際集団(
01044)も安い。半面、テンセント(
00700)と香港証券取引所(
00388)が買われ、一定の下支えとなった。スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)は大幅高。